歯列矯正に不向きな方

歯列矯正は患者さんと先生の二人三脚作業


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歯列矯正をどんなに強く希望しても、残念ながら歯列矯正治療そのものに不向きな方もいらっしゃいます。というのも、歯列矯正は歯科医にお任せしておけばよい治療ではけっしてありません。歯科の先生と患者さん自身が、二人三脚で積極的に治療に臨まないことには、歯列矯正の成功はあり得ません。

歯列矯正に不向きな原因として、

☆口腔内の問題
☆患者さん自身の問題

のいずれかが挙げられます。

【矯正に不向きなタイプの方】

☆口腔内の問題
患者さんの歯そのものに重度の問題がある場合、歯列矯正ができないケースもあります。

《奥歯がない方》
歯列矯正とは、奥歯を支柱としてワイヤーをかけ、歯列を引っ張って正しい位置に導く治療法です。すでに奥歯を欠いてしまっている方は、物理的に歯列矯正は不可能となります。ただし、人工歯(インプラント)を奥歯に埋め込むことで、その歯を支柱にして矯正する方法がありますので、主治医とよくご相談下さい。

《歯根が短い方》
歯列をワイヤーで引っ張るための支柱の奥歯は、ある程度の強度を必要とします。生まれつき奥歯の根っこが短い方は、支柱にするどころか奥歯が抜けてしまう場合があります。歯根の長さは、レントゲン撮影によって確認できます。

☆患者さん自身の問題
性格的な面や、精神面で問題をお持ちの方は、不向きな場合があります。

《主治医との連携、意思疎通ができない方》
歯列矯正は根気のいる長期治療で、患者さんと主治医が一体となって、歯列矯正を成功へ導くものです。治療法や矯正装置について、じっくり話し合える関係が必要です。また、勝手に矯正装置を外す、通院を途中でやめるなどの身勝手な行動も問題です。主治医との決まり事を守れる方に限ります。

《継続できない方、痛みに弱い方》
精神面・肉体面に原因があり、治療が継続できない方や、神経質すぎる方、痛みに敏感すぎる方は不向きだといえます。また、辛い治療を乗り切る努力のできない方も難しいでしょう。歯列矯正は途中で挫折するケースも多いため、絶対に最後まであきらめない強い意志が不可欠となります。

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