W型拡大装置・バイオネーター
歯列弓や顎全体の形を整える大型装置”W型拡大装置”と”バイオネーター”
このページでは、上顎の歯列弓(アーチ型の歯列)を拡大するための成人用”W型拡大装置”と、下顎の位置を治したり顎全体の幅を修正したりするための子供用”バイオネーター”について説明します。この2装置は、歯1本1本の位置を移動させるものではなく、歯列全体や顎の形を大きく変えるための装置と考えておいて下さいね。
【W型拡大装置(成人用)】
知恵の輪のような形状の、W型の金属装置です。曲がりくねったスプリング(バネ)の作用を利用し、上顎の歯列弓を左右に広げます。歯の裏側に装着する装置ですので、まったく外からは見えません。装着し始めの数日間は、舌や粘膜部に装置が当たるため、痛みや発音・食事の支障がでますが、そのうち慣れますのでご安心下さい。歯列が移動するときに痛みが出ることはありますが、これも1週間以内には収まります。
奥歯の歯列が広がることによって、前歯にスペースができ、前歯の歯列矯正を行いやすくなります。
【バイオネーター(子供用)】
6〜13才(永久歯が生え揃う時期)の子供用。顎の前後関係、または顎の幅そのものを整えるための装置。下顎に装着します。筋肉のちからを利用して、下顎を成長させることも可能です。1日のうち最低10~15時間の装着が目安です。患者さん自身で着脱が可能ですが、自宅にいる間など、できる限り長時間の装着を心がけてください。
バイオネーター装置は、ヨーロッパで広く普及しています。
成長期の子供の歯は、移動が簡単で速いため、歯列弓の急速拡大装置なども使えます。しかし、成人の場合はすでに永久歯が生え揃っているため、急速に歯列を移動させることはできません。また、そのための装置も存在しません。そのために、成人の歯列矯正は時間がかかり厄介です。
お子様の歯並びに問題がある場合は、この永久歯の生え時(6〜13才頃)を逃さずに治療しておかれることをお勧めします。将来、歯列矯正の必要がなくなります。
このページでは、成人用/子供用問わず、歯列弓自体を大きく矯正する装置について取り上げました。歯列矯正に関する装置は、分類方法によっては100種類以上あるといわれていますので、有名で代表的な大型装置のみを挙げています。
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