リンガル(舌側)矯正
目に見えない舌側歯列矯正、リンガル矯正法
リンガル(Lingual)とは”舌の”という意味。つまり、舌側=歯の裏側に歯列矯正装置を装着する方法をいいます。
歯列矯正といえば、歯の表側に装置を取り付けるのが主流だった1990年代後半、ある日本人歯科医が歯の裏側からの歯列矯正を提案、自身の歯によって歯列矯正効果を裏付けたのが始まりでした。その後、海外でも国内でもリンガル矯正は発達し、現在では、通常のブラケット矯正法に並び、メジャーな歯列矯正法としての地位を確立しています。
【歯の裏側からでも歯列矯正効果はある?】
審美面からいえば、当然リンガル矯正です。しかし、まず問題なのはその効果ですね。この点に関しては、まったく問題はありません。歯の裏側・表側に関わらず、歯列矯正後の仕上がりに差はないとされています。
「歯の表側に装着するブラケット矯正よりも、リンガル矯正の方が時間がかかる」というウワサもあるようですが、実際には、かかる時間の差は微々たるものだということです。それよりも、患者さんがきちんと定期的にメンテナンス通院しているか、また医師に言われたことをきちんと守れているか、いうことの方が、よほど治療期間に影響してきます。医師の指示にきちんと従っている方の8割が、2年以内という短期間で歯列矯正を終えられています。
【リンガル矯正のメリット・デメリット】
☆メリット
やはり最大の利点は、外から矯正装置が見えないところです。誰にも気付かれることなく、歯列矯正を終えられる方もいます。
☆デメリット
喋りづらい、食べにくいという患者さんの負担があります。また、ブラケット矯正よりも、矯正結果が医師の技量に左右されやすいということもあります。通常のブラケット矯正より、リンガル矯正の方がより高度な技術を要するということを覚えておきましょう。